例年通りであれば、今年の映画タイトルが発表されるまであと1週間を切りました。今年は一体どんな映画になるのか、個人的な希望も含みつつ2回に分けて予想してみたいと思います。

今回はキャラクター編です。
※かなーり長い記事です。読みづらくてごめんね!


〜誰がメインキャラか〜
やなせ先生亡き後、原作が無くなった『ミージャと魔法のランプ』以降の作品は、レギュラー陣の誰かがストーリーの中心人物(主役)に抜擢されることが殆どです。

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レギュラー陣とはいわゆるこの13人。

例年通りなら今年もこの中から1〜3人程が主役になる訳なのですが、個人的にはミージャ以降の作品で未だ主役に抜擢されてないキャラの作品がそろそろ来るのではないかと予想しています。

その中で個人的最有力候補がこのキャラ。


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メロンパンナ!

ニャニィやブラックノーズではメインキャラを務め、セル画時代では主役とまではいかずとも他のキャラより活躍していたりと、過去作ではかなり扱いが良かったメロンパンナ。

が、現在は毎年欠かさず登場はしてるものの、目立った活躍は無くかなり影が薄い印象。ドロリン以降はメロメロパンチが効く相手が必ず登場するようになった分多少扱いは良くなったものの、それでも出番が劇的に増えた訳でもなく依然として影は薄いままである。

アンパン、しょくぱん、カレーパン、クリームパンの4人は既にメインキャラを経験済みだし、そろそろ彼女が活躍する話を見たいという希望も含め、今年はメロンパンナ主役説を推してます。(あとは単純に消去法)


そしてもう1人、パンキャラで近年主役になってないキャラが。

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ロールパンナ!

ゆうれい船やうきぐも城で主役を務めた経験はあるものの、リンリンのひみつ以降映画での出番がぱったり無くなったロールパンナ。クルンといのちの星で久々の登場を果たすも、以降は再び出番が無くなり、現在5作連続で未登場となっている。

ここまで出番が少ないんだからそろそろ彼女が主役の作品が来るんじゃないかと期待されてる方もいるとは思いますが、個人的にロールパンナ主役の可能性は低いと思ってます。


理由その1:
TV放送での扱いも近年は結構不遇。

近年ロールパンナの出番は昔と比べるとかなり少なくなっており、2023年は再放送を除くとまさかの未登場となりファンからは嘆きの声がチラホラ。

翌年2024年は再放送を除いても3回登場と出番が増え、さらにその内の1回はまさかのベビー回でファンは大いに盛り上がった。しかし、基本的にはメロンパンナ回に登場する役回りであり、『ロールパンナと〜』といった通常のロールパンナメイン回は2022年6月の『ロールパンナとかいじゅうモカ』以降作られてないのである。

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さらに言うなれば、ブラックロールパンナは2017年の『ブラックロールパンナと勇気の花』以降7年以上登場していない。良い心と悪い心の2つの心を持っているのがロールパンナ最大の魅力なのだが、最近青いハートは反応すらしてくれず、正直キャラとしての魅力が半減してしまっているように感じる。

このように、近年の出番の少なさと話の中での扱いを見ると、今年突然ロールパンナ主役の映画が作られるとは考えにくい。冨永みーなさんがドキンちゃんも演じるようになったことと関係してたりするんだろうか…?


理由その2:
強力な姉妹キャラの登場

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ロールパンナ単体主役の可能性は低くても、メロンパンナと2人、つまりパンナ姉妹ってことなら主役もあり得るかもしれない。映画のゲストキャラも兄弟か姉妹にして、上と下それぞれで絡ませて兄弟・姉妹愛みたいなことをテーマにしたストーリーとか作れそうじゃん。

と、数ヶ月前まで私は考えてましたが、とあるキャラの存在に気付いてこの線も可能性は低いだろうな…となってしまいました。そのキャラとは…



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ドキンちゃん&コキンちゃん

かつては姉妹といえばほぼパンナ姉妹一択でしたが、コキンちゃんの登場によりメインキャラの中で2組姉妹が存在することに。ドキコキ姉妹はパンナ姉妹より内面的に幼く喧嘩もよくするため、メイン視聴者であるお子さんにより親しみやすい存在として描かれる。

そして何と言ってもドキコキ姉妹はキャラクターとしての人気も圧倒的に高く、近年は出るグッズの殆どにラインナップされている。キャラ人気が高いということはそれだけ集客が見込めるということであり、興行収入が重要な映画的にはこちらの姉妹を選択しそうである。
キャラ人気の高いばいきんまんサイドのキャラがメインの作品が近年多いのも、そういうことなのかもしれない。 


ということで、以上のことからロールパンナは単体でも姉妹でも主役になる可能性はかなり低いんじゃないかという結論に至った。(可能性は0じゃないけどね)

逆に近年の傾向的にドキコキ姉妹が主役の作品が来てもおかしくはないので、こちらを第2の予想としておく。
(そういや、どっちの姉妹も姉は冨永みーなさんなんだね)



さて、パンナ姉妹以外にも未だ主役になってないキャラがもう3人。
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ジャムおじさん・バタコさん・チーズ

正直この3人になる可能性はかなり低いと思いますが、理由は簡単に以下の通り。

1.メインで活躍するキャラと言うよりは、一歩下がった所でサポートに徹する立ち位置のキャラであること。

2.ジャムおじさんもバタコさんも人間が完成されすぎてるので、ストーリーが作りにくそう。

3.メインキャラの中ではそこまで人気が高くない。

ざっとこんな感じ。
過去作でもココリンでちょっとピックアップされた程度で完全主役という作品は存在しないので、今後も主役になる可能性は低いだろうなと。

チーズ自体は人気あるキャラだけど、長編の大半「アンアーン!」しか喋らないのは流石に間がもたんのでまぁ無いだろう…w




ここまでは近年主役になってないキャラを上げてきましたが、個人的に今年主役になるんじゃないかと睨んでるキャラが実はもう1人。それは…



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我らが主人公、アンパンマン!!

2年前のロボリィで主役だったからまだ来ないかな?とも思いましたが、クリームパンダがミージャとナンダルンダで実質2年連続メインキャラみたいな感じだったので、まぁ来てもおかしくないかと。ましてや主人公だしね!

さて、アンパンマンが主役の可能性があると考えた理由は2つ。


理由その1:
昨年の映画がイレギュラーだったから。



ご存知の通り、2024年の映画は「それいけ!ばいきんまん」と言わんばかりのばいきんまん主役映画でした。おかげで世間でも話題を呼び、歴代興行収入のTOPにもなりました。

ただ、ばいきんまんの出番が多い代わりにアンパンマンの活躍はやや控えめだったり、その他レギュラー陣の出番が極端に少なかったりと、長いアンパンマン映画の歴史の中でもかなりイレギュラーな内容でした。(それが良い悪いとかは置いといて)

なので今年は元の「それいけ!アンパンマン」に戻すという意味も込めて、作品の主人公であるアンパンマンを改めて丁寧に描く作品を作るのではないかとも予想してます。


理由その2:
朝ドラ『あんぱん』の存在

2025年4月からのNHK連続テレビ小説が、やなせ先生夫妻をモデルにした『あんぱん』であることが昨年発表されました。その影響で過去のやなせ先生のエッセイや先生に関する書籍も続々と本屋さんに並ぶようになり、今年は世間がやなせ先生に注目する年になるのではないかと考えていています。

そうなると勿論、先生の代表作であるアンパンマンもいつもより注目されることになるので、やなせ先生の考えや世界観を色濃く反映したアンパンマンメインの作品が作られるということも考えられます。

加えて昨年の映画で興味を持ったから今年も観に行ってみようと考えてる方も一定数いると思いますし、集客の環境は例年よりかなり整っていると思います。そういう時だからこそ、アンパンマンという作品の根底にあるやなせ先生の思いを丁寧に描いた作品を作って、世間にアンパンマンの素晴らしさをより知って欲しいという個人的な希望でもあります。


まとめ
今年の映画は誰が主役を務めるか、個人的な予想は

①メロンパンナ
②ドキンちゃん&コキンちゃん
③アンパンマン

の3パターンです。

例年通りであれば1月10日放送回の次回予告部分でタイトル発表、同日SNSや公式サイトであらすじ公開となります。

皆さんも誰が主役になるかを予想して、情報公開日を楽しみに待ちましょう!


次回はテーマ曲編です。


最後までご覧頂き、ありがとうございました。